- 不燃化粧板
No.125S48
2025年1月30日
Osaka Metro 夢洲駅でセラール セレントとメースが採用
コンコース階、ホーム階、トイレなどの壁面材として延べ約4,800㎡を納入
アイカ工業株式会社(代表取締役 社長執行役員:海老原健治 本社:愛知県名古屋市中村区)のメラミン不燃化粧板「セラール セレント」と、グループ会社であるアイカテック建材株式会社(代表取締役社長:倉本寛直 本社:東京都練馬区)の押出成形セメント板「メース」が、1月19日(日)に開業したOsaka Metro中央線 夢洲駅で採用されました。コンコース階、ホーム階、トイレなどの壁面材として延べ約4,800㎡を納入しています。
-
▲角柱にセラール セレント、壁面にメースが採用されたコンコース階
-
▲壁面にセラール セレントが採用されたトイレ
採用の背景
万博の開幕に先駆け、会場の最寄り駅であるOsaka Metro中央線 夢洲駅が、1月19日(日)に開業しました。世界各国から多くの人々が訪れる万博の玄関口であることから、「移世界劇場 動く(いきる)=移動の魅力を発信する駅」が基本コンセプトに掲げられています。日本らしさ、大阪らしさを表現しながら、万博や2030年秋の開業が目指されている大阪IR(統合型リゾート)といった非日常体験への動線として、利用者のワクワク感を醸成する空間に仕上げられています。
この夢洲駅に、当社のメラミン不燃化粧板「セラール セレント」と、グループ会社であるアイカテック建材の押出成形セメント板「メース」が壁面材として採用され、延べ4,800㎡を納入しました。
セラール セレントは、厚さ3mmと不燃壁面材としては薄型でありながら不燃性・堅牢性に優れ、さらに清掃性や施工性が高いことから交通施設での採用実績が豊富な「セラール」の、意匠性を進化させた製品です。今回、コンコース階、ホーム階、階段、トイレの壁面材として採用されました。一方、メースは、耐震性、耐候性、耐火性に優れることから、中高層の鉄骨建築物を中心に外壁・間仕切り壁として広く使われている製品です。今回、コンコース階、ホーム階、機械室の壁面材として採用されました。
当社は今後も、空間に彩りを与える素材としての意匠性はもちろんのこと、機能性や施工性にも優れた建材の提供を通して、魅力的な空間の創出に貢献してまいります。
事業者のコメント(本物件のコンセプト)
万博を契機に新しい文化や技術を波及させていく駅として、未来の駅や交通の在り方を表現し、交通の通過点としてだけではなく駅に来ること自体が目的となるワクワクする場所を目指した。これまで人々やまちを動かしてきた「鉄道・駅」だからこそ、”移動”をテーマとし、生きること、すなわち「いのち」の動きを伝えていく。訪れた人々が物語を鑑賞できる劇場のように、動きや移動を体感でき、命の鼓動を感じられる場所を実現した。
地下躯体の2重壁と意匠壁を兼ね揃えたメースは日本の伝統色である”墨色”の塗装、柱・壁面に採用したセラール セレントは黒系のスプレッドメタルとし、折紙天井やサイネージなどの劇場空間を際立たせている。そのような日本に根差したデザインで構成された多彩なシーンによって人々が導かれ、訪れるたびに新たな発見がある「いきいきと動く駅」となる。
また、さまざまな利用者に配慮し、駅構内に男女別トイレの他、多機能トイレに加えて、機能分散に主眼をおいたオールジェンダートイレも整備し、状況に合わせてトイレの選択をできるようにした。トイレの壁にも重厚感があり落ち着いた色のセラール セレントを採用し、金属調の建具やサインとコントラストのある仕上がりとした。
採用製品について
■メラミン不燃化粧板「セラール セレント」
メラミン樹脂含浸化粧層と特殊不燃コアを高温・高圧下で積層成形したパネル「セラール」の意匠性を大幅に向上させ、2020年8月に発売。柄と艶を同調させる繊細なグロスマット仕上げにより素材の奥行き感を表現しており、従来のセラールとは一線を画す高いデザイン性が最大の特長です。ホテル、オフィス、商業施設、マンションエントランスの壁面など、ラグジュアリーな空間演出が求められる部位での採用が進んでいます。
■押出成形セメント板「メース」
セメントを主原料として板状に加工した、高強度な建材です。耐震性、耐候性、耐火性に優れるため、50年以上の長きにわたってさまざまな建築物で採用されてきました。近年は、パール塗料で仕上げた「メースパルーレ」やセメント本来の風合いを活かした「メースノイロ」シリーズなど、デザインのバリエーションをさらに広げながらラインナップを拡充しています。
物件概要
■施設名称 | Osaka Metro 中央線 夢洲駅 |
■所在地 | 大阪市此花区夢洲中1丁目 |
■事業者 |
株式会社大阪港トランスポートシステム(第一種鉄道事業者) |
■開業日 |
2025年1月19日 |
■規模 |
地上1階、地下2階建て (地下2階にホーム、地下1階にコンコースおよびトイレ、地上部に出入口) |
■設計 |
大阪市高速電気軌道株式会社、株式会社安井建築設計事務所 |
■施工 |
大林組・熊谷組・東急建設・東洋建設JV |
以上
注)このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、ご覧になった時点で内容が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新の情報は、 こちらよりお問い合わせください。
-
年から探す
-
カテゴリーから探す