- 機能材料
2019年9月30日
防指紋加工したラウンドディスプレイに対し、強力粘着!
ディスプレイ保護フィルム用粘着剤「SE-PS14シリーズ」を発売
アイカ工業株式会社(代表取締役 社長執行役員:小野勇治 本社:愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番1号 JPタワー名古屋26階 資本金:98億9,170万円)は、防指紋加工基材用シリコーン粘着剤「SE-PS14シリーズ」を10月1日より発売します。

試験はJIS Z 0237:2009に準拠
開発の背景
スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、ディスプレイをキズから守るために保護用のフィルムやガラスの使用が一般化しており、それらの貼り付けにはシリコーン粘着剤が使用されています。シリコーン粘着剤は、貼り付け時の空気抜けに優れ、美しさや視認性を損なわないなどの利点があります。
当社は、保護フィルムの市場拡大を受け、2016年にPETフィルム基材への密着性に優れたシリコーン粘着剤「SE-PSシリーズ」を発売しました。微粘着から強粘着まで粘着性を幅広くコントロールすることが可能で、ディスプレイへの糊残りも解消するシリコーン粘着剤としてご好評いただいています。
近年、スマートフォンやタブレット端末のディスプレイには、フッ素系の防指紋加工が施されており、撥水性や撥油性が高くなっています。また、デザイン性や耐久性への考慮からラウンドエッジ加工※された端末も増加しています。そのような防指紋加工かつラウンドエッジ加工されたディスプレイに、シリコーン粘着剤が付いた保護フィルムを貼ると、撥水性・撥油性により粘着力が低下し、エッジ部分から浮きが発生するという課題が出てきました。
そこで当社は、独自の樹脂配合技術により、防指紋加工した基材に対しても高い粘着力を発現するシリコーン粘着剤「SE-PS14シリーズ」を開発しました。当社従来品と比べて粘着力が約3倍となり、ラウンドエッジ加工の端末に保護フィルムを貼っても、端部から浮きが生じにくく設計されています。今後は、防指紋加工基材用シリコーン粘着剤として、フィルム加工メーカーに提供していきます。 ※ラウンドエッジ加工:端部に丸みを持たせた加工のこと。角を丸くすることで握りやすい、端部からの衝撃を受けにくくするなどの効果がある。
「SE-PS14シリーズ」の特長
■ | ガラスやPETフィルムなどの防指紋加工した基材に対し、高い粘着力を発現します。 |
■ | ラウンドエッジ加工の基材に対し、ラウンド部分の浮きを抑制します。 |
製品概要
■製品名 | 防指紋加工基材用シリコーン粘着剤「SE-PS14シリーズ」 |
■価格 | オープン価格 |
■サイズ | 180kgドラム |
■発売時期 | 2019年10月1日 |
年間販売目標
2020年度 1億円
以上
注)このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、ご覧になった時点で内容が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新の情報は、 こちらよりお問合せください。
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